インクルーシブ教育とは?~糸魚川市立ひすいの里総合学校を訪ねて~
糸魚川市立ひすいの里総合学校を訪問しました。
ひすいの里総合学校は、糸魚川小学校の中にあった県立の特別支援学校分校でしたが、糸魚川小学校の建替えの際、糸魚川市からの要望で県立から市立へと移管し、その敷地の中に、小学部、中学部がつくられ、ちょうど10周年を迎えたところです。
校舎は、中庭を挟んで、お互いに建てられていますが、昇降口は一緒で、校舎も廊下でつながっています。
子どもたちの交流は、毎年度初めに計画を立てて、日頃の交流から運動会などの大きな行事は、一緒に行っているそうです。
両校の校長先生が、日々の交流の積み重ねから、子どもたちは、自然な関わりができていること、障がい教育に関して、地域のセンター的役割を果たしているなどメリットを話されました。
障がいのある子どもが特別支援学校に入学すると、住んでいる地域の子どもたちとの交流が難しい場合も多く、糸魚川市のように特別支援学校と地域の学校が合築されていることで、子どもの状況に応じて、交流を重ねることも個別の支援を受けることも可能になると考えます。
身近な地域の中で、障がいのある子もない子も一人ひとりのニーズに応じた教育を受けられる環境の整備が必要です。
開校から10周年を迎えた校舎は、多くの木が使われ、教室と廊下の間には広いフリースペースがあり、ゆったりとした素敵な造りでした。