厚木市2015年度予算から~子ども送迎ステーションの場合

2015年3月19日 11時55分 | カテゴリー: 活動報告

厚木市では子育て支援事業の一つに幼稚園への送迎サービスステーション事業があります。街中にあるビルの8階に一時保育場所があり、朝晩の空いた時間は送迎ステーションとして使い、バスを借り切り各利用幼稚園までの送迎をするものです。直接幼稚園の送迎に時間的に厳しい保護者のための支援という事です。昨年の途中から始まった事業ですが、実績となると実際の利用者数は数名にとどまりました。担当課の話では、年度途中に開始した事業のため、保護者への周知が不足したことや、時期的な課題だとのことでしたが、2015年度予算では約2100万円の予算がついています。

2100万円の内訳はバスの委託代金が930万円、受付や添乗のために3人の委託人件費が1180万円で派遣会社に委託とのこと。利用者数は20人程度です。

厚木市内の幼稚園は各園の送迎バスが走っており、かなり遠方まで回っています。バス代は個人負担ですが、朝1時間以上もバスで過ごす子どももいます。そうまでして園児の確保に努めなければならない事情もあるわけです。保育園は待機児童問題がありますが、幼稚園は定員割れが報告されているのが現状です。この送迎ステーションは幼稚園協会の強い要望のようですが、単純に一人当たり105万円/年かかることになります。若干の個人負担も予定されていますが、この事業の恩恵はほんの一部の子どもたちのためだけと考えると、税金の使い方のバランスとしては不公平です。ファミリーサポートや地域の資源の活用を進め子どもをみていく工夫も必要です。

この先進事例として流山市の事業がありますが、220人以上の登録で毎日70人程度が利用しているとのことです。仕組みだけ取り入れるのではなく、もっとも考慮すべきは地域性の違いであり、有効な税金の使い方を探るべきです。