「障がいのある人の権利擁護と意思決定支援」講座をうけて

2014年8月11日 07時37分 | カテゴリー: 活動報告

神奈川ネット県央ブロックで又村あおいさんを講師に「障がいのある人の権利擁護と意思決定支援」について講座を開催しました。

「権利擁護」とはある物事に関して、自らの意思による自由なふるまいや利益の主張などが出来る資格や能力が侵害されないように守ることです。しかし現実は障がいがあってもなくても当たり前の生活をするために主張が実現しにくい事実があり、かつ権利が侵害されることが多い事に気が付きます。そのために障がい者基本法や障がい者虐待防止法が制定施行され、障がい者差別解消法が整えられようとしています。

しかしどれほど多くの法律が整えられようと、基本にあるのは私たちが人としての尊厳をどうとらえているかが常に問われています。例えばサービス利用計画を立てるに当たって、当事者本人の意思をしっかり受け止める事こそが重要であり、支援する側の都合に引き寄せてはいないかを意識しなければなりません。良かれと思うことが、当事者の意思に添わないことが多々あるという面では、支援の必要な高齢者の処遇においても同様な事例は多いと感じます。さらに「愚行権」はその人らしい生活に幅をもたらすことも忘れてはいけません。

意思決定に至るには、当事者の経験や情報の入手・理解とそれを表明出来ることが必要です。当事者を中心に、家族、支援者などが積極的に関与し十分な議論が尽くされることで、その人らしい生活を送れるように環境整備も求められます。これからも真の意味での共生に向けて提案をしていきたいと思います。