ネグレクトの報道に接して

2014年6月2日 14時01分 | カテゴリー: 活動報告

市内で発生した子どもの白骨の発見という悲しい事件の報道が続いています。5歳で衰弱死し7年も放置されていた事実は衝撃でした。近隣で過去に同様の事件はあったものの、身近な場所での事に人々に与えたショックは目に見えるものがあります。

先日別件で母子保健の担当者との意見交換がありその際にネグレクトやDVについての現状について伺ったが、担当は違っているが全力を尽くしているとの話でした。虐待等についての対応は十分という事はなく、常にアンテナを張り続けていなくてはならないことは承知していても、こうして断続的に事件の発生となっています。今回は不明が分かっても十分調査されることなく住民登録抹消の手続きをとってしまっている。この間3歳児検診、小学校入学と節目を迎えるたびになぜ追跡調査をしなかったのか不信感がつのります。組織の横の連携と問題の共有はどうしたのでしょうか。近所の住人は何の疑問もなかったというが、目に見えにくい親子の孤立はどうしたら支援できるのか。行政も含めて見て見ぬふりのつけはあまりにも大きいです。どれほど制度が出来たとしても、気づきは現場の力であり、地道で諦めない継続的な調査と多様な連携こそが解決への道です。

子どもの権利がないがしろにされている中での子育て云々のアピールが空虚に感じます。子ども子育て会議等陽の当たる支援だけでなく、陰に隠れた課題への支援が一層求められているのが現状だと再認識しました。

 

**平成12年制定児童虐待防止法より(一部抜粋)

  • 児童虐待の定義

同法第2条において、18歳に満たないものを児童とし、保護者が行う以下の行為を「児童虐待」と定義している。

  1. 身体への暴行
  2. 児童へのわいせつ行為と、わいせつ行為をさせること
  3. 心身の正常な発達を妨げる減食・長時間の放置
  4. 保護者以外の同居人による前記の行為と、その行為を保護者が放置すること
  5. 著しい暴言・拒絶的対応・著しい心理的外傷を与える言動を行うこと
  • 児童虐待の早期発見努力

同法第5条において、学校病院等の教職員医師保健師弁護士等は、児童虐待に関して早期発見に努めなければならないとしている。