総会・成年後見制度学習会

2013年3月10日 00時49分 | カテゴリー: 活動報告

総会の様子

学習会

南三陸の復興支援コーナー

認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々を保護し支援するのが成年後見制度です。厚木ネットでは今年度の総会の後に成年後見制度についての学習会を開催しました。講師は厚木公証役場の小畑氏です。

公証人は国家公務員の身分であり、全国で約500人。神奈川県内では約30人。公証役場は県内では15か所であり、県央では厚木に1個所ですが、管轄はありません。

総人口12752万人のうち65歳以上が3024万人(平成24年総務省)で、そのうち後見制度を必要とする方は約683万人(認知高齢者305万人、知的障害児者55万人、精神障害者323万人)です。超高齢社会となり、いつまで自分が適切な判断が出来るか不安に思う人は多いはずです。また後に残る子どもたちに障害等がある場合も何とかしてやりたいと思うのは当然のことです。そこを法的にバックアップし、当事者の自己決定が最も尊重されるための仕組みです。家庭裁判所の管轄は法定後見制度で公証役場では任意後見制度です。

任意後見制度については親族や弁護士、司法書士、行政書士等がありますが、最近では社協や市民後見人、法人等が受任することが増えているそうです。しかし市民後見人については、公的な後方支援体制が必要であることが課題とのこと。厚木市でも新年度予算で市民後見人の育成を目的とした項目がありますが、課題に即した運用が求められます。

また、遺言状の作成についても必要度は高く、例えば親権の及ぶ範囲は20歳になるまであるけれど、15歳になれば個人の意思能力の存在を認め遺言は可能とのこと。

いざという時、素人判断ではなく、困った時には公証役場や家庭裁判所を使うことで余計なトラブルを回避することができるという事を多くの人が知ることが重要です。学習会で得た情報が有効に伝わることを期待します。

*総会の横で、南三陸の復興支援として梅の木の箸、地蔵の販売もしました。