ワクチンについて~不安の中からの声

2013年2月2日 09時22分 | カテゴリー: 活動報告

あつぎネットでは20年ほど前から「ワクチン110番」を受け付けてています。地域の保育施設との連携で、ワクチンに関する問い合わせや情報の窓口として地味ではありますが長い活動になっています。

開設のきっかけは地域のお母さん方がインフルエンザワクチンの学校での集団接種に疑問を持ち、個々の判断により接種出来るようにした事でした。今でこそ個別接種は当然のことですが、判断するためには十分な情報が提供される事が必要です。接種に不安を持った方が電話をしてくるのは、情報が十分とは言えない現状の現れです。

現在、公費の定期接種はポリオ、麻しん、風疹、ジフテリア、百日咳、破傷風などであり、任意接種は水痘、おたふく、インフルエンザ、B型肝炎です。医師会からは子宮頚がん、小児用肺炎球菌、成人用肺炎球菌、水痘、おたふく、B型肝炎、ヒブの7種を定期接種にするべく要望が出ているそうですが、それぞれの有効年月、副作用について明確なる情報が分かりやすく開示されているとは言えません。どちらかと言えば接種誘導と見受けられます。

昨年母里啓子さんの講演会を行った時、参加者から「自分の市は未ワクチン接種の自分の子どもあてに、接種を強要するような書面を送ってきたが、親としてとても悩んでいる」との相談がありました。何が何でも接種の比率を上げることに躍起になっているようで、そこには市民が自分で判断する事を良しとしない雰囲気さえ読み取れます。そんなところから、接種についての不安が解消されずにいるのです。

前議会で厚木市の2012年度内でワクチン接種について22,336,000円の追加補正予算が組まれていました。予定より接種数が増えての結果ですが、接種に至るまでにリスクを含めてどれほどの情報が提供されたか疑問です。(12年度当初予算では84,128,000円)

市民が電話で受ける相談はあくまで話を聞くことと、持てる情報を伝えて当事者に考えて頂くことしかできませんが、その必要性はまだ続くようです。接種数が増えても、そこに疑問を抱く方がいる事に行政は目を向けることが必要です。また医療の現場でも、不安な質問には十分な説明がされることと、接種を断る選択もある事を示すことです。