お母さん、お父さんがいて普通?

2012年7月18日 17時38分 | カテゴリー: 活動報告

施設の課題

子どもの虐待にまつわる事件が連日報道されています。弱いものに向けられた理不尽な暴力は、幸せな結果に繋がることはありません。またそこだけを非難しても、問題の解決にはなりません。子育て支援が声高く言われても、表に出てきにくい課題にこそ目を向けなければ子どもたちの育ちを保障することはできません。

先日、児童養護施設関係の方から話を伺う機会がありました。約50人ほどの幼児から高校生までの生活の場が抱える課題は、多様であり繊細であります。子どもたちの多くの親は健在であり面会にも来るが、なかなか生活を共にするまでには至らないし、きょうだいで同じ施設に入所したり、別々だったりしています。また進学や卒業後の身の処し方等、施設だけではなく社会が関わる必要が出てくる中で、現状は十分なケアの体制が出来ていないことは大きな課題です。

親の身勝手さから虐待を受けたり、生活が立ちいかない結果措置される子どもたちは、弱者ゆえの被害者です。親と離れなければならなくなる前に、もっと十分な時間とケアがあれば、救える家庭もあるはずです。子育て支援は親育て支援という面もあり、家庭への支援が求められますが、生活の背景にある大人の課題へ目を向けることも欠かせません。相談、見守り等各場面において十分な人材の確保がされているとは思えません。児童相談所の配置等、実情をみて再考の必要があります。